Mac版NordVPNの使い方|インストール・設定・接続手順
Mac版NordVPNのインストール、ログイン、初回接続、おすすめ設定を解説。App Store版との違い、Kill Switch、遅い・つながらない場合も整理します。
この記事の結論
MacでNordVPNを使うなら、公式ダウンロードページから自分のmacOSに対応するアプリを選び、Nord Accountでログインして「VPNで接続を保護」をクリックします。初回はMacのパスワードまたはTouch IDでインストールとVPN構成を許可してください。
NordVPNのMacアプリには、公式サイトから入れる版とMac App Store版があります。両方を同時に入れる必要はありません。利用できる機能やKill Switchの動作が異なるため、この記事では配布元を確認しながら設定します。
Mac版NordVPNを使う前の準備
準備するものは、対応するMac、管理者権限、Nord Account、有効なサブスクリプション、インターネット接続です。公式サポートのインストール記事はmacOS 12以降を案内していますが、最新ダウンロードページでは新しい標準版にmacOS 14以降が必要とする表示もあります。
macOS 12 Montereyや13 Ventura向けには別バージョンへの案内があります。古い記事だけで判断せず、公式ダウンロードページが自分のOSに表示する版を選んでください。
macOSのバージョンを確認する
画面左上のAppleメニューから「このMacについて」を開き、macOS名とバージョンを確認します。AppleシリコンかIntelかも表示されますが、通常は公式ページが適切なインストーラーを案内します。
業務用Macは管理者へ確認する
会社や学校が管理するMacでは、アプリのインストール、VPN構成、ネットワーク拡張機能が制限される場合があります。組織のVPNと競合する可能性もあるため、許可なく設定を変更しないでください。
公式サイト版とApp Store版の違い
| 項目 | 公式サイト版 | Mac App Store版 |
|---|---|---|
| 入手先 | NordVPN公式ダウンロードページ | Mac App Store |
| インストール | .pkgを実行 | App Storeから入手 |
| 更新 | アプリまたは公式配布 | App Store |
| Kill Switch | 指定アプリを終了する方式 | 接続断時にシステム全体の通信を止める方式 |
| 一部機能 | 公式サイト版固有の機能がある | Appleの配布条件に沿う |
NordVPN公式サポートによると、App Store版のKill SwitchはVPNが突然切れた際にシステム全体のインターネットアクセスを止め、再接続を試みます。公式サイト版では、指定したアプリを終了して保護されていない通信を防ぎます。
どちらが常に優れているとは限りません。脅威対策Proなど必要な機能、macOSの対応、更新方法、Kill Switchの希望で選びます。
公式サイト版をインストールする手順
- NordVPNのMac向け公式ダウンロードページを開く
- 自分のmacOSに対応する「アプリをダウンロード」を選ぶ
- Finderの「ダウンロード」で
NordVPN.pkgを探す - ファイルをダブルクリックする
- 「続ける」「インストール」を選ぶ
- MacのパスワードまたはTouch IDで許可する
- 完了後に「閉じる」を選ぶ
公式サポートは、インストーラーをDropboxなどの同期フォルダではなく、Mac本体へ直接保存するよう案内しています。ファイルが開けない場合は、ダウンロード元がNordVPN公式であることを確かめ、再取得してください。
不明な配布元の警告が出た場合
検索広告やミラーサイトから取得したファイルは実行しません。公式URLを開き直して再ダウンロードします。macOSの安全機能を恒久的に無効化してインストールする方法は避けてください。
Mac App Store版をインストールする手順
- Mac App Storeを開く
- NordVPNを検索する
- アプリ名と提供者を確認する
- 「入手」「インストール」を選ぶ
- Apple AccountまたはTouch IDで承認する
- アプリケーションフォルダからNordVPNを開く
似た名称のVPNを誤って入れないよう、NordVPN公式ページからApp Storeへ進む方法が安全です。すでに公式サイト版がある場合は、機能差を確認してから切り替えます。
Nord Accountへログインする
SpotlightをCommand + Spaceで開き、「NordVPN」と入力して起動します。「ログイン」を選ぶとブラウザでNord Accountが開きます。
- 購入時のメールアドレスを入力する
- パスワードまたは指定された認証方法を使う
- 多要素認証を設定している場合はコードを入力する
- ブラウザからNordVPNアプリへ戻る
契約が見つからない場合、別のメールアドレスで新規アカウントを作らないでください。注文メールの宛先と請求元を確認します。パスワードや認証コードは、公式画面以外へ入力しないでください。
初回接続の手順
ログイン後、「VPNで接続を保護」をクリックすると、現在地を基に適したサーバーへ接続します。初回はVPN構成やネットワーク拡張機能の追加を求められる場合があります。NordVPN公式アプリから行った操作であることを確認し、MacのパスワードまたはTouch IDで承認します。
接続後は次を確認します。
- アプリが「保護されています」または接続済みになる
- 選択中の国とサーバーが表示される
- macOSのVPN状態が接続中になる
- SafariなどでWebページを開ける
アプリをインストールしただけでは保護されません。「VPNで接続を保護」を押し、接続表示まで確認します。
接続先を変更する方法
通常はクイック接続で十分です。特定の国を選ぶ場合は地図上の国、検索バー、ロケーション一覧を使います。日本国内で通信保護だけが目的なら、近い日本サーバーの方が遅延を抑えやすくなります。
遠い国やDouble VPN、Onion Over VPNなどの特殊サーバーは、通信経路や処理が増えて速度へ影響する場合があります。用途があるときだけ選び、サービスの利用規約と現地法を守ってください。
Macでおすすめの設定
VPNプロトコル
NordVPNアプリの設定から「一般」「VPNプロトコル」を確認します。NordLynxはWireGuardを基にしたプロトコルで、速度とセキュリティのバランスを重視するときの候補です。公式のmacOS手順では、設定の一般画面からNordLynxを選べます。
接続できないネットワークではOpenVPN UDP、TCPなどを比較します。一度に複数項目を変えず、プロトコルを1つ変えるたびに接続と速度を確認してください。
Mac起動時にアプリを起動
設定の「システム起動時にアプリを起動」を有効にすると、NordVPNを起動し忘れにくくなります。自動起動とVPN自動接続は別項目の場合があるため、両方の状態を確認します。
自動接続
公共Wi-Fiを利用するなら、信頼していないネットワークで自動接続する設定が便利です。自宅や会社のWi-Fiを例外にする場合は、SSIDが同名の偽アクセスポイントにも注意します。
脅威対策Pro
公式サイト版では脅威対策Proのセットアップが表示される場合があります。利用可否は契約プランによります。広告やマルウェア対策を補助しますが、macOS更新、ブラウザ更新、怪しいファイルを開かない対策の代わりにはなりません。
ダークウェブモニタリング
登録メールに関連する漏えい情報の監視を補助する機能です。通知を受けたら、使い回しているパスワードを変更し、多要素認証を有効にします。漏えいそのものを防止する機能ではありません。
Kill Switchの設定と注意点
Kill SwitchはVPN接続が切れた際、保護されていない通信を防ぐ機能です。Macではアプリ版によって挙動が違います。
公式サイト版は、指定したアプリを終了するアプリKill Switchとして案内されています。ブラウザ、ファイル共有、取引ツールなど、VPNなしで通信させたくないアプリを選びます。未保存データがあるアプリは突然終了する可能性を考慮してください。
App Store版は接続断時にシステム全体の通信を止める方式で、標準で有効になり、独立した設定として表示されないと公式サポートが説明しています。VPN障害時にインターネット全体が使えない場合は、再接続状態を確認します。
公共Wi-Fiで使う手順
- 施設の正しいSSIDを確認する
- Wi-Fiへ接続する
- 必要なら利用規約・認証画面を完了する
- NordVPNを起動する
- 「VPNで接続を保護」を選ぶ
- 接続済みを確認してから通信する
ホテルなどの認証画面が出ない場合は、NordVPNを一時的に切断し、Wi-Fi認証を完了してから再接続します。VPNがあっても偽サイトへの入力や危険なダウンロードは防ぎ切れません。
Mac版NordVPNが遅い場合
NordVPN公式サポートは、Macの再起動、有線接続、近いVPNサーバー、P2Pに適したサーバー、プロトコル変更などを案内しています。
- VPN未接続時の速度を測る
- 近い別サーバーへ変更する
- NordLynxへ変更する
- Wi-Fiから有線LANへ変える
- クラウド同期や大容量通信を止める
- Mac、アプリ、ルーターを更新・再起動する
未接続でも遅ければ、NordVPNだけが原因とは限りません。別端末やスマートフォンのテザリングでも比較し、Mac、Wi-Fi、回線、VPNサーバーのどこに問題があるか切り分けます。
NordVPNにつながらない場合
別サーバーへ接続する
一部サーバーや経路の問題かを確認します。同じ国の別サーバー、次に近隣国を試します。
プロトコルを変更する
NordLynxで失敗する場合はOpenVPN UDPまたはTCPを比較します。制限されたネットワークでは、利用可能ならNordWhisperも候補です。
他のVPNやセキュリティソフトを確認する
会社用VPN、プロキシ、ファイアウォール、ウイルス対策が競合する場合があります。保護を恒久的に切らず、公式手順または管理者の指示で除外設定を確認します。
アプリとmacOSを更新する
NordVPNアプリの最新版とmacOS更新を確認し、再起動します。古いmacOSでは対応する旧版への公式案内を使い、不明なサイトから旧インストーラーを入れないでください。
サポートへ情報を伝える
macOSとアプリのバージョン、配布元、接続先、プロトコル、発生時刻、エラー文、試した対処を整理します。ログに個人情報が含まれる可能性があるため、公開掲示板ではなく公式サポートが指定する方法で共有します。
切断・アンインストール・解約の違い
| 操作 | Mac上の状態 | 契約・請求 |
|---|---|---|
| 切断 | VPN通信を止める | 契約は継続 |
| ログアウト | アカウントをアプリから外す | 契約は継続 |
| アンインストール | アプリを削除 | 契約は継続 |
| 自動更新停止 | 次回更新を止める | 支払済み期間は残る場合あり |
| 返金申請 | 承認後に利用終了する場合 | 条件内なら返金処理 |
アプリをゴミ箱へ移動してもサブスクリプションは解約されません。公式サイト購入ならNord Account、App Store購入ならApple Accountのサブスクリプションを確認します。
アンインストール時は、NordVPN公式の削除手順を使い、残ったVPN構成や補助機能を確認します。関係のないネットワーク構成を削除しないでください。
よくある質問
Mac版NordVPNは無料ですか?
アプリの入手は無料ですが、通常のVPNサーバー利用には有料契約が必要です。30日間返金保証は先払い後に条件内で申請する制度で、常設の無料プランではありません。
AppleシリコンMacでも使えますか?
MacBook Air、MacBook Pro、Mac miniなどで利用できます。自分のmacOSに合う最新版を公式ダウンロードページまたはMac App Storeから取得してください。
App Store版と公式サイト版を両方入れてよいですか?
通常は1つを選びます。同時利用するとアプリやVPN構成を取り違える原因になります。必要な機能とKill Switchの挙動を比較して切り替えてください。
NordLynxとOpenVPNはどちらがよいですか?
速度と日常利用ではNordLynxが有力です。特定ネットワークで接続できない、またはOpenVPN限定機能が必要な場合はUDP・TCPを試します。
アプリを削除すれば課金も止まりますか?
止まりません。注文メールで購入経路を確認し、Nord AccountまたはAppleのサブスクリプション画面で自動更新を停止します。返金希望なら別途申請が必要です。
MacをスリープするとVPNは切れますか?
ネットワーク状態により一時切断される場合があります。復帰後に自動再接続する設定と接続表示を確認し、重要な通信前に保護状態を確認してください。
まとめ
Mac版NordVPNは、公式ダウンロードページから対応版を選び、Nord Accountへログインして「VPNで接続を保護」を押せば利用できます。公式サイト版は.pkgで導入し、Mac App Store版はストアから入手します。
2つの版では機能とKill Switchの挙動が異なります。速度重視ならNordLynx、公共Wi-Fiでは自動接続を検討し、接続済み表示を毎回確認してください。
遅い場合は近い別サーバー、プロトコル、有線LAN、再起動の順に試します。アプリを削除しても契約は止まらないため、解約は購入元の管理画面で手続きしましょう。